脱工業化製品を目指しはや15年になります。
来るべき環境社会に配慮した商品開発は、よりエネルギーや物質を使わない軽工業製品に移っています。

自然環境との共生を続けている人々それは発展途上国や少数民族の生活の知恵の中から生まれたある意味原始的なモノを近代化とかの名目で破壊された工業化社会である日本に紹介したいという所に始まりました。

素朴で力強く、しかも品格がある、時代の年月を生きて選ばれたモノは残念ながら世界各地で絶滅のときを迎えています。彼等はモノ作りをやめて大都市に出かけ破滅的な工業化社会の一員となるしか生きる道はないのか？私達エム・ジーは、今は非力ではあるが、彼達が作り出すモノを買うことにより、彼等が生きている“自然環境”を“モノ”を評価することにより、私達は私達自身を守れるのではないだろうか？

彼等の生きた気の遠くなるような何百何千年の歴史の中で、生き残ったモノから、私達は次の時代と生きるための知恵を学べるはずである。
地球再生の日まで私達エム・ジーは必要な役割を果たして行くことが重要である。

談：エム・ジー創始者　故 間口 憲男

主に工業製品ではなく自然素材を使った手作りのモノにこだわった商品を展開しております。
今までにはリサイクルウッドの提案、活用されていない木炭資源の活用など、様々な角度で商品発掘を行ってまいりました。

しかし天然素材だけでは表現しきれなかったものも中にはあり、近年力を入れて開発したのが家具の塗料です。2004年、コロニアルシリーズにおいて、従来は木工製品に一般的に使用されており、仕上がりは美しいながらも無害とは言い切れない化学的な塗料を、シックハウスで知られるようなホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物（VOC）を一切含まない安全性の高い塗料へと前面的に移行いたしました。

現在シックハウスなどの住環境に関する汚染物質は、住宅業界での規制等で注目されておりますが、原因は主に合板、壁紙、床材等に含まれる化学物質であり、皆さんの身近なものなのです。

『暮らし』を創造してする上で、身近で日常的に使うものこそ、体に安全で、そして気持ちのこもったものでありたい。贅沢かもしれませんが、『人』も『自然』も双方にとって良い道の選択になるようにと、今後も開発を続けてまいります。